花籠に剣

日々プレイしたゲームの感想とか書きます。

【スタレVer2.0】ホタル及びストーリーへの違和感と疑問を探る

スタレVer2.0がリリースされて約10日が経ちました。

メインストーリーをプレイした開拓者だけでなく未プレイ勢の心をも鷲掴みにし、握り潰し、地獄へと叩きつけた美少女ホタルチャンへの行きどころの無いクソデカ感情がちょっと落ち着いてきたので、ストーリーの復習も兼ねてとある方のメインストーリー配信を見ていたところ、妙にひっかかる部分が出てきたので、一旦文章でまとめておこうと思います。

もちろん私が疑心暗鬼になりすぎて素っ頓狂な考えをしている可能性もありますので、そこは限界オタクのご愛敬ということでお願いします。

以下Ver2.0のメインストーリーの核心に触れるネタバレが出てきます。
未プレイの方はご注意ください。

 

■スタレの案内役は信用してはならない
そもそもホタルって、改めて見るとなかなか不透明なキャラです。
まず密航者であることから、正規の手順を踏んでピノコニーに来たわけではない。
嘘は(あまり)ついていないけど、真実を全て話しているわけでもない。
時計屋の遺産を狙っているけど、開拓者と対立するつもりはない。(そもそも星穹列車組の目的って時計屋の遺産ではない…よね?)
おそらく星核ハンターのサムとなんらかのつながりがある。
ロストエントロピー症候群だという所は真実だと思いますが、それでも不明な点が多すぎる。
ミステリアスな薄幸美少女…到着した星の案内役キャラとしては100点満点です。
ね、歴代案内役のお二人さん?
<なんのことでしょう?
<なんのことでしょうね~?

 

■一つ目の違和感
時間を飛ばして、ホタルと開拓者がテレビのある部屋に閉じ込められて記憶域ミームと戦うシーン。
戦闘に入ると、ホタルの「な、なんなの、このモンスターは―」というセリフが挿入されます。
このセリフからは、ホタルは記憶域ミームを初めて見たんだと察することができます。

第一段階を突破するとムービーが挿入されます。
ムービーの展開は以下の通り。

ホタルが記憶域ミームの腕に捕まれている。
記憶域ミームがホタルの顔を覗き込む?ホタルは後ろ姿しか見えないが、少し震えている。
ホタルの左手が映る。拳を握りしめそうになるも、思いとどまり、手の力を抜く。
ホタルの顔が映る。呼吸を整え、覚悟(対抗心?)を決めたような表情になる。

以後ブラスワさんが戦闘に参加してくれる。

一つ目の違和感がここです。
まず、戦闘開始後のホタルのセリフは、「な、なんなの、このモンスターは―」です。
文面をそのまま受け取るなら、ホタルはこのモンスター(記憶域ミーム)のことは初見なはず。

その後ホタルは記憶域ミームに補足されてしまいます。
普通なら初めてみるモンスターに捕まえられたら、怯えた表情を浮かべたり、やめてとか、いや、とか悲鳴を上げると思います。
ホタルが相当度胸のある子だとしても、捕まったなら脚をじたばたしたり、体を捩ってなんとか補足から抜け出そうとするはず。
しかし捕まったホタルはあえて体の力を抜き、呼吸を整え、記憶域ミームに対して覚悟(対抗心?)を決めたような表情をしています。
明らかにこっちに敵意ないし戦闘意志があると思われる初見のモンスターに対するリアクションではないんですよね。
このことから、
ホタルは記憶域ミームに関して何かしら情報を持っているのではないか?
記憶域ミームからの攻撃が時計屋の遺産を入手するために必要な過程だと知っているのではないか?
というのが一つ目の違和感です。

 

■二つ目の違和感
再び時間は飛んで、はぐれてしまったホタルと開拓者(と黄泉とスワン)がホテルのロビーで邂逅するシーン。

ムービーは以下の通り。

胸に拳をあて、口を横に結んだホタルの背後に、開拓者たちが近づく。
気配を察知し、ホタルが振り向く。その表情はやはり怯えたものではなく、何かを警戒しつつも覚悟を待っていたよう。
しかしやってきたのが開拓者だと気づき、安堵したような表情になる。
ホタルに駆け寄る開拓者。それを顔を見合わせて伺う黄泉とスワン。
空中に空間の歪みのようなものが出現し、そこから記憶域ミームが出現。
記憶域ミームが再びホタルを補足し、ズヌシャアとホタルの体を貫く。(この文章書いてるだけで結構ツライ)
ホタルの体が水?へと変化する。
黄泉とスワンは戦闘態勢をとるが、記憶域ミームは空間の歪みの中へ消えていく。

以下ホタルのこれまで痕跡を追っていくことになります。

一つ目の違和感を含めて、ホタルが記憶域ミームに対して何かしらの情報を持っているのだとしたら、
ホタルがこのロビーで待っていたのは開拓者ではなく記憶域ミームだったのではないかと考えられます。
そして待っていた理由が、記憶域ミームにホタル自身を狩らさせる事だったのではないかとも。

 

■多重夢?ループ?
考察班の間では、ピノコニー編は多重夢である、タイムリープないしループしているという説。
また星核ハンターのサムとホタルが同一人物じゃないかとの説もあります。

もしホタルがピノコニーでの出来事をループして何度も経験しているのだとしたら、記憶域ミームに関して何かしら知っている可能性はあります。
そしてそのループは、開拓者とは体験した順番が違うかもしれません。
私たちユーザーが見ているメインストーリーはまだ一度もループしていない1回目の時系列だけど、ホタルにとってはすでに何度か経験したことのある出来事かもしれません。
ですがそうなると、記憶域ミームとの初戦闘時のセリフはなんだったんだって事になりますが…。

ホタルがもしサムと同一人物ないし星核ハンターの関係者だと仮定すると、あらかじめエリオから脚本を聞いていて、知識としては記憶域ミームの事を知っていたとするとこちらも納得できます。
それなら記憶域ミームとの戦闘時のセリフも、「な、なんなの、このモンスターは―」からの(「あ、これがエリオから聞いていた記憶域ミームってやつかも?」)と、開拓者が戦ってる間に推察できたのかもしれません。

 

■ホタルの最期の言葉
ホタルは遺言(仮)として「ご…めん……」という言葉を残しています。
この言葉の意味はなんだったのでしょう?

開拓者に貫かれる姿をさらしてしまったことへの謝罪?
開拓者を巻き込んでしまったことへの謝罪?
開拓者に悲しい思いをさせてしまうことへの謝罪?
はたまた、自身が記憶域ミームに狩られる前に開拓者に対して何かしら成し遂げなければいけないことがあったけど、それを遂行できなかったことへの謝罪?

ホタルがループを経験するなりエリオから聞いているなりして最初から何かを知っていて、記憶域ミームに狩られる事を目的としていたなら、この言葉は何かしらのイレギュラーな事態に対しての言葉のような気がします。

 

■まだまだ残る謎
ピノコニー編は登場人物全員が怪しすぎてワクワクしますね。
嘘をついている人、いない人。
真実を言っている人、いない人が混在するとこんなにもカオスなことになるんですね。

ホタル以外にもまだまだ謎はたくさん残っています。
そもそも時計屋って誰?(時計屋は元ナナシビトじゃないかと考えています)
なんでロビンまで〇されてるの?(まじでわからん)
ループしてる説、主人公と同じくセリフの選択肢を選ばされている説が濃厚な黄泉さん(赤文字がルート分岐っぽい)
立場上、誰にも味方しなさそうなブラックスワンさん(傍観を貫くかと思いきや、自身にとってメリットになるならそこそこ介入してくるお方)
なんかもう胡散臭すぎて一周回って逆に信頼できるアベンチュリン(顔と声が良い)
夢境の中でみかけたミハイルって誰?(ミーシャはミハイルの愛称だとか)
人畜無害な顔して誰からも認識されてないっぽいミーシャ(映画シックスセンスみたいですね)
メインストーリー進めたら列車に乗ってくるミーシャ(大抵のキャラは同行クエストをやれば乗車するのに…)

なんやかんやでミーシャが一番不穏。
ミーシャは今後のキーパーソンになると睨んでいます。